暑い! 大島の「ヘチマ」を暮らしに取り入れて、五感で夏を乗り切ろう!
インテリアグッズに「射水のヘチマ」?
この夏は暑い日が続きますね~!
夏好きな私もここまで暑いと、イマイチ気分が上がりません。
そんなとき、こんな涼しげなインテリアグッズを見かけました。
このインテリアブランド「LUFU(ルフ)」は、射水市産のヘチマを使っているとか。
問い合わせをして、射水市のへちま産業がこのヘチマを栽培・加工していると教わりました。
へちま産業はヘチマ畑や作業場の見学OK(要予約)とのこと。伺ってみたら暑さ対策に良いグッズが、次から次へと出てきましたよ!
無農薬栽培のヘチマが化粧品や雑貨に
ヘチマ産業は大島地区で40年以上、ヘチマ栽培やヘチマグッズの製造を手掛ける会社です。
代表の瀧田秀成さんに、「なぜ、大島でヘチマ?」と伺ったところ、1970年代にJA女性部のメンバーが作っていたヘチマを本格的に特産品化しようとなったのが始まりだとか。
その活動をへちま産業が受け継ぎ、現在に至ります。
ヘチマといえば、たわしと化粧水くらいのイメージだった私。
ヘチマ産業ではほかにも、靴の中敷きや着物の帯板、バスマット、飲用ヘチマ水やお茶なども作っているほか、食用ヘチマも育てているそうです。
大島のヘチマは無農薬で育ち、無添加で商品化されていることから、自然派ライフスタイルの方を中心に、アトピー性皮膚炎や化学物質過敏症などにお悩みの方からも人気とだとか。
先のインテリアブランド「LUFU」は、富山の素材を使ったライフスタイルアイテムを生み出そうと考えたデザイナーの進藤篤さんとへちま産業とのコラボレーションで生まれた商品です。
作業場と畑には、ヘチマがいっぱい!
作業場にはヘチマ繊維のストックが積まれていました。
形も繊維の具合もひとつひとつ異なるため、加工はすべて手作業です。
こちらはヘチマ水をストックしたタンク。まるで酒蔵のようですね。
畑も見せていただきました。
ヘチマは暑さに強く、虫もつきにくく、育てやすい植物だとか。連日の暑さにも関わらず、緑の葉がたっぷり茂っています。
これは「長ヘチマ」という品種。長さ150cmくらいまで伸びるそうです。
ヘチマ水のとり方も見せていただきました。
ヘチマの実を絞るわけではなく、茎から出る水分を集めるのですね!
また食用品種「十角(とかど)ヘチマ」も栽培。
ヘチマは若い実が食べられ、カラダを冷やす効果があって、まさに夏向き食材。漢方や民間療法でも活用されてきました。
富山でも食用ヘチマを広めようと、商品開発中とのことです。
私も試食用に分けていただきました。
ヘチマで暑気払い!
ヘチマグッズをさっそく試してみましたよ!
まずは、化粧水とクリーム。
先日ひどい日焼けをしてカサカサの肌ですが、しっとりひんやりと落ち着く感じがします。
入浴剤はヘチマのほかラベンダーやカモミールといったハーブがブレンドされ、香りをかぐだけでリラックス……。
湯上りに試したヘチマ水100%の「飲むヘチマ水」は、かすかに瓜風味を感じますが、違和感なく飲めました。
そして、「LUFU」の中から、風で揺れるアイテム「YULA(ユラ)」を窓辺に置きました。
アロマスプレーを吹きかけておくと、風がそよそよ吹くたびユラユラと香りが漂います。気持ちいい~!
さらに、お料理も。
加熱したヘチマは、際立った味がなくプルプルした触感が面白い!
こちらは、乱切りにして豚肉と炒め、すり胡麻をたっぷり加えた甘味噌味。
こちらは、輪切りヘチマを素麺、ツナ、卵、庭でとれたピーマンやミニトマト、昨年ご紹介した「富山ブラック(黒豆枝豆)」と一緒に炒めた、名付けて「射水風ソーミンチャンプル」です!
うーん、美味しい♪
……気が付けば、暑いのが気にならなくなっていました(笑)。
DATA
有限会社へちま産業
富山県射水市中野633
0766-52-5454
info@hechimacocochi.com
https://hechimacocochi.com/