「東京のメガバンクを辞めて射水市の古民家に移住した男性を中心とした若者グループ」ってナニモノ?? というわけで質問してきました!

近頃よく見かける若者たち

最近、「射水市内に移住した男性」と「若者グループ」のニュースやSNS投稿を目にすることが度々ありました。

私が断片的に触れる情報からの印象は、こんな感じ。

・東京のメガバンクを辞めて、射水市内の古民家に移住した男性がいる
・古民家には、若者たちが集っている
・何かよい活動をしている

「何をしている人??」と気になり、その古民家にお邪魔してお話を伺いました!

地域課題を解決する「とやまのめ」

迎えてくださったのは、ここで暮らす中谷幸葉(左)さんと水越進一さん。
茨木県出身の中谷さんは、東京のメガバンクで働いていましたが、富山の経営者から「まちづくり」を手掛ける会社で働く誘いを受け、富山に引っ越してきました。

中谷さんには以前から、自由に学べる場を作りたい!という夢があり、偶然紹介された古民家を活動拠点とすべく、昨年11月から古民家での生活を始めました。

さらに、今年3月には地域課題の解決をミッションに掲げ、「一般社団法人とやまのめ」を設立。

18歳から38歳の約50人が登録し、絵本作家、きこり、木登り名人など、特技や専門性を生かして活動しています。

ガレージがミーティングルーム

プロジェクトは、例えば、

・海の環境を悪化させるウニの商品化を目指す氷見高校の生徒たちに、農家の廃棄野菜をエサとして提供
・農作業と運動で子どもたちの体を鍛える「アグリスポーツ」イベントを実施

などなど。

ちなみに、「若者」限定コミュニティではないそうです(よかった!)。

人から始まる「学びの場づくり」と「まちづくり」

また、中谷さんは「夢を目指す人」を家賃無料で古民家シェアハウスに受け入れています。

そこへ入居した神奈川県出身のプロランナー・水越さんは「スポーツでまちづくり」を志し、自らも富山マラソン優勝を目指しているそう。

水越さんのランニングシューズ

では、「地域課題の解決」や「夢の応援」と「学びの場づくり」や「まちづくり」は、どう関わるのでしょう。

「とやまのめ」の活動の流れは、次のとおりです。

1、「やりたいことを実現したい」「困りごとを解決したい」人がいる

2、知識や他者の知見を学び、やり方を考え、必要なもの・場・イベントなどを企画

3、やりたいことを実践、困りごとを解決

4、人・もの・場・イベントなどが増え、賑わいや交流が生まれる

つまり、誰かの「こうしたい」を叶える過程が「学び」となり、結果的に「まちづくり」となる……なるほど~! そういうことか!

メンバーが企画したキャンドルサウナ

中谷さんは「学ぶことは、探求心と発見の繰り返し。ダイバーシティ(多様性)につながり、自分の世界が広がっていくのが楽しい」と笑顔。

水越さんも「人のつながりからチャンスや変化が生まれることが、学ぶ楽しさ」と、古民家暮らしを楽しんでいるご様子です。

と、そこへ「アグリスポーツ」の畑で野菜を育てる石井湧人さんが現れました。

転職で富山に移住した石井さんは東京都出身。「富山を農業で盛り上げたい!」と古民家に越してくることが決まったとか。

ようこそ射水へ~!

射水から芽を出し、台風の目になるコミュニティ

「とやまのめ」の名には、新たな「芽」を育み、台風の「目」のように周りを巻き込んでいくという願いが込められています。

射水市に人が集い、よい活動の発信地になることは、射水市民としても嬉しいですよね!

現在、「とやまのめ」では会員とシェアハウスの住人を募集中です。

シンボルツリー・メタセコイアの木が目印

気になる方は、まずはSNSをチェックがオススメ。私たちには当たり前の富山暮らしを満喫されていて、嬉しくなりますよ!


DATA

一般社団法人とやまのめ
富山県射水市西高木795
https://www.instagram.com/toyama_kominka/
https://twitter.com/toyama_kominka


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