スパイスや香味野菜もたっぷり! 栄養豊富なパキスタン料理で残暑に負けないカラダづくり!
暑いときにはカレー!
9月も半ばを過ぎたというのに、残暑の厳しい毎日が続きます。
夏バテは暑いさなかよりも、夏からの疲労が蓄積した秋口に感じることが多いとか。
今の時期、「なんとなくだるい」「倦怠感を感じる」「食欲がいまひとつ」という方も多いのではないでしょうか。
実は、私もそのひとり。
そこで、閃きました。
暑さに疲れたときには、暑い国の料理だ! そうだ、カレーで暑気払いだ!
カレーといえば、射水市はパキスタンやインド出身の方が営む料理店が多い「イミズスタン」として知られます。
今回は、友人から「美味しいし、オーナーさんが優しくて入りやすいよ」と勧められた「ザイカカレーハウス」に娘たちと一緒に訪れました!
パキスタン出身のサキさんのお店で海外旅行気分
ザイカカレーハウスは、パキスタン出身のムハンマド・サキラインさん(愛称「サキさん」)がオーナーシェフを務めるパキスタン料理店です。
お店に向かう自動車の中で娘たちと話していて、パキスタンについて案外知らないことに気が付きました。
パキスタンの正式名称は、「パキスタン・イスラム共和国」。
亜熱帯性気候で、春から秋は最高気温が40度を超える日も珍しくないとか。
その名のとおりイスラム教が国教で、国民のほとんどはイスラム教徒です。
イスラム教では豚肉を食べることや飲酒が禁じられており、ザイカでも豚肉料理やアルコール類は提供していません。
異国ムードたっぷりの店内に、まるで現地を旅行しているような気分です。
「食で元気に」の発想がない?!
さて、何をいただきましょうか。
サキさんとスタッフの方に「パキスタンで、夏バテ対策や疲労を回復したいときに食べるものは?」と質問しました。
すると驚いたことに、パキスタンには「夏バテ(暑さのせいで疲れる)」という概念も言葉もないそうです。
さらに日本では当たり前の「鰻で精をつける」「風邪のときはお粥」のような工夫も「そういうのは、ないね」と不思議顔。
「では、食欲がないときは何を食べるんですか」とさらに質問したところ、なんとか出たお答えは「チキンスープかなあ……」。
「あっさりしていそうですね。それをお願いします!」
と注文して出てきたのは、とろみのついた黄色いスープでした。
豚骨ラーメンのスープを彷彿とする濃厚さで、油分もかなり多そうです。
もしかして、パキスタンの人は胃腸がすごく丈夫なのかしら……と疑問が頭をよぎります。
そこへ、お願いしたお料理が運ばれてきました。
私は、疲労回復効果が高いマトンとホウレンソウのカレーをチョイス。長女はチキンカレーです。
次女と三女は、バターチキンカレーとチーズナンをいただきました。
夏バテにいいと言われる食材・鶏肉も注文。タンドリーチキンとチキンティッカです。
それからネギが入ったオムレツも。ショウガがしっかりきいたお味です。
なお、アルコールはメニューにありませんが持ち込みはOK。
ビール好きの私が飲みたいような話をしていたら、スタッフの方が近くのお店で買ってきてくださいました。
ビールにチキンが合う! もう、疲れも吹っ飛びますね(笑)。
お料理はどれも旨味たっぷりで、すごく美味しくいただきましたが、量が多く、私より大食いを自負する娘たちも完食ならず(パキスタンの方々はやはり健胃!)。
残りは持ち帰って、翌日も楽しませていただきました。
ヘルシーなパキスタン料理で元気を出そう!
「食で健康」という考えがないというパキスタン料理でしたが、いただいてみると、煮込まれて姿の見えない野菜も含めヘルシー食材がたっぷり。
健康増進効果の高いスパイスや香味野菜も、ふんだんに使われていました。
朝食は何を食べるか調べたら、パキスタンでは朝からカレーを揚げパンなどと一緒に食べるそうです。
ほんとに元気! ほんとにお腹が強い(笑)!
こんな料理を朝からモリモリ食べて、夜もノンアル……確かに、暑さにも負けない丈夫なカラダができそうです。
私もパキスタンの皆さんにあやかって、またお疲れモードになったときは、パキスタン料理でパワーを充填したいと思います。
サキさん、ザイカのスタッフの皆さま、ごちそうさまです。とても楽しい夕飯になりました!
DATA
ザイカカレーハウス
富山県高岡市中曽根260-3