冬は日光を浴びるのがいいらしい。というわけで、白鳥飛来地へ!

気分が沈みがちな冬の楽しみは?

冬になると、なんとなく気分が沈みがちになるような気がしませんか。

実は私もその一人。

冬場には「ウィンター・ブルー(冬季うつ)」と呼ばれる不調が起こりやすく、日照時間が影響しているそうです。

太陽の光を浴びる時間が減ると、私たちの脳内では幸せホルモン・セロトニンややる気の源・ドーパミンなどの分泌が減り、病気とまでいかなくても、元気が出にくい人が増えるとか。

私が毎年、冬になると疲れやすくなるのはそのせいかと思い当たり、冬の晴れ間には積極的に日光を浴びるようにしています。

とはいえ、寒がりの私は、スキーなど寒い中で外に長くいるアクテビティも辛い。

そうそう、以前から気になっていた白鳥飛来地の池で散歩してみるのはどうでしょう。

ちょっと行ってきまーす!

射水市で白鳥飛来地といえば石畑池

訪れたのは射水市内の石畑池。

射水市青井谷と富山市婦中町吉谷を結ぶ富山県道377号(小杉吉谷線)沿いの富山市との市境近く、下条川の上流に位置する灌漑用の溜池です。

角を曲がると橋。これが下条川ですね!

奥に進むと、いました、いました!

石畑池と隣の田んぼに、白鳥と鴨がいっぱいです!

見学者用の駐車場に自動車を停めて外に出ると、滝のような水音と白鳥の「カウカウ」という鳴き声が聞こえてきました。

どこから水音?と思ったら、吐き出し側の水門から水が流れ落ちる音なんですね。

この池の鳥たちは餌付けされているからか、人がいてもけっこう近くにやってきます。

シャッターチャンスを求めてカメラを構える方もいらっしゃいました。

聞けば、県西部に多い白鳥を求めて、朝日町や滑川市からいらしているとか。

この時期は、週に数回は撮影に来ているという方もいらっしゃいました。

そんな人気スポットだったんですね!

白鳥を眺める癒しの時間

私もさっそく白鳥を観察。水浴びしたり、数羽でじゃれ合ったりと、見ていて飽きません。

また、飛び立っていくときの迫力ときたら!

白鳥って、水の上を走れるんですね!

羽ばたいた白鳥が旋回して、私の真上を通っていき、そして見えなくなりました……映画「トップ・ガン」みたい!

さらに興味深いのは、水の上をすーっと移動する白鳥です。

「優雅な白鳥も、実は水の中で必死に足をもがいている」とよくいいますよね。

しかし、近くで白鳥を見ると……

ぜんぜん必死じゃない(笑)!

片足をスイっと軽くかいたら、次に反対側をかくのは2~3秒後。ほぼ浮いているだけです!

私の趣味・トライアスロンではバイクやランで足を使うため、スイムはバタ足をあまり打たない人が多いのですが、その省エネ泳ぎを彷彿とするのんびりぶりでした。

ゆったり寛ぐ白鳥に、だんだん親近感が湧いてきます。

日差しを浴びて、水音を聴きながら、白鳥を眺めていたら、すっきり晴れやかな気持ちになってきた気がしました。

白鳥のきれいな写真もどうぞ!

後日、「こんないいスポットが射水市にあるんですよ!」と、トライアスロン仲間でフォトグラファーの中谷亮太さん(神奈川県出身、昨年射水市に移住)に自慢(笑)。

するとその数日後、中谷さんもサイクリングで石畑池に立ち寄って撮影してきたと、写真を見せてくださいました。

さすが、私より白鳥がきれい……せっかくなので、こちらもご覧ください。

撮影 中谷亮太氏

石畑池など県内の飛来地では、例年11月から3月まで白鳥が見られるそう。

冬の間、出不精になっている人は、ちょっと出かけて白鳥を眺める時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

遠くシベリアまで飛んで帰る白鳥にあやかって、私たちも元気にいきましょう!


DATA

石畑池
富山県射水市入会地


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