馬事公園のイベント「チャレンジ乗馬」で、生まれて初めての乗馬体験!
射水市では乗馬が気軽に楽しめる!
皆さんは、馬に乗ったことがありますか。
私がイメージする「乗馬」といえば、漫画『ベルサイユのばら』のオスカルさま……笑
オスカルのような貴族とまでいかなくても、私の中では「お金持ちの趣味」というイメージで、これまで縁遠いものでした。
しかし、そんな乗馬が射水市では気軽に体験できることをご存じでしたか。
古くから馬が身近な下村地区
射水市で「馬」といえば、そう、下村にある加茂神社の春の大祭「やんさんま」で行われる神事「流鏑馬(やぶさめ)」ですね!
さらに、昔から農業が盛んな下村では、馬は農耕馬として欠かせない身近な存在だったとか。
そんな背景もあって、下村では昭和48(1973)年、下村愛馬クラブが発足。
さらに、同61(1986)年には馬場やクラブハウスが作られ、現在も体験イベントや乗馬教室、馬術競技などが行われています。
「流鏑馬(やぶさめ)」でも活躍しているお馬さんたちは普段、下村愛馬クラブの皆さんのお世話のもと、下村の馬事公園内馬舎で過ごしています。
愛馬クラブの皆さんは、多くの人たちに馬と親しんでもらおうと、「チャレンジ乗馬」と題して体験イベントを年1回開催。
我が家の高2三女は大きな動物が大好きで、馬にも以前から興味を持っていたことから、三女を誘って「チャレンジ乗馬」に申し込んでみました!
馬の背中に揺られる初めての体験
雨天中止とのことで天候を心配していましたが、当日は見事な青空!
受付を済ませて進むと、さっそくお馬さんが出迎えてくれました。
ここには5歳から20歳までの元競走馬のサラブレッド6頭が暮らしているそうです。
馬場に進むと……やってます! やってます!
今年は市内外から約50人が参加。
愛馬クラブの皆さんが乗り方などを教えてくださり、馬場を1周させてもらえます。
私たちの順番が回ってきました。まずは三女から!
「わあ、高い!」と緊張気味の三女でしたが、1周乗って楽しそうな笑顔で戻ってきました。
次は私の番です。
鐙(あぶみ)に左足を入れたら、鞍に手をかけてまたがります。どっこいしょ~!
お尻が重たい大人は、なかなか大変です(汗)
それから私もトコトコトコトコ。
体験会では、オスカルのようにさっそうと駆けることはなく歩くだけですが、それでも揺れる馬の背の上はかなりの非日常感。
これが、自分と馬が意思疎通して走ったり、止まったりしてくれたら……そりゃ楽しいでしょうね!
降りる頃には、体や頭をなでさせてくれるなど仲良しになりました。かわいい~!
サービス精神旺盛なこの馬は、北海道出身で14歳のダブルアップくん。
競走馬の厳しい世界から乗用馬に転身し、これからの老後は射水ライフをゆっくり楽しんでもらえたら嬉しいですね。
さて、帰る前にアンケート。
回答者へのプレゼントは、使用済みの蹄鉄でした!
よい記念になります! 愛馬クラブの皆さん、ありがとうございました!
乗馬教室も開催
さらに「馬にもっと乗ってみたい!」となったら、下村愛馬クラブで年2回各6回の日程で開催している乗馬教室がオススメです。
※募集は、NPO法人しもむらスポーツクラブまいけが行います。
また、毎日出る馬糞は堆肥用にお持ち帰りいただいてOKとのこと。家庭菜園やガーデニングを楽しまれている方は、いかがでしょうか。
今回の体験を通じて、「射水市の乗馬」は農耕文化や神事をルーツとした、私たちみんなにとって身近な存在だと知りました。
馬事公園の近くにお越しの際は、お馬さんたちのかわいい顔を見に立ち寄ったり、堆肥をもらったり。さらに野菜やお花などを育ててみてはいかがでしょうか。
DATA
NPO法人しもむらスポーツクラブまいけ・馬事公園
富山県射水市加茂中部843
0766-59-2824
https://www.shimomuramaike.jp/