習って、食べて、家でも挑戦! 新湊漁港のシェアキッチン「みなとキッチン」でお魚LOVE!
魚食文化を発信するシェアキッチン
射水市といえば、海の幸。ですよね。
しかし、家庭では「値段が高い」「手間がかかる」などの理由で、魚を食べる頻度が減っているように感じす。
ところが、こんな風潮に待った!をかけるお店が、新湊漁港にあると聞きました。
そのお店「みなとキッチン」には、プロ仕様の厨房を備えた「チャレンジキッチン」と料理イベントが開催できる「ワークショップキッチン」があるそう。
利用者には、仕入れや商品開発、開業などのサポートも行なっているとか。
魚料理のイベントが予定されていたので、さっそく申し込んでみました!
プロの指導で刺身づくり
参加したイベントは、元魚屋で魚料理研究家の近森光雄さんが主宰を務める「サカナとサウナ」の魚料理教室「昆布の台所」です。
今回は、氷見産の真鯛をカルパッチョと昆布締めにして持ち帰る……という内容です。
まずは、魚の構造の説明から。
近森さんの手本に続き、3枚おろしに挑戦しました!
真鯛は高級なうえ、骨が固くて身が薄くさばく難易度が高いため、扱うのは初めての私。
しかし、プロのアドバイスがあればこんなに上手に3枚おろし!
さらにエラの近くのカマ、それから骨を取り除き、皮を引きます。
切れないように注意深く……
これで「サク」が完成。あとは刺身を引くだけです。
サクの皮目を下に、身の厚い方を奥におき、左端からそぐように切ります。
そして、できました~!
まずは昆布締め!
玉ねぎスライスの上に刺身を並べて、大葉の千切りを散らしたら、カルパッチョ!
意外に簡単でびっくりしました!
魚が溶け込んだスープのラーメン
「チャレンジキッチン」にも後日、行ってきました。
この日は、魚出汁を使ったラーメンがお得意な出張ラーメン店「麺’sじむり」が出店。
私の趣味であるロードバイクの練習がてら「朝ラー」朝食です。
私のチョイスは、やっぱり「射水桜鱒(イミズサクラマス)」。お願いします!
白いスープの上にレアっぽいチャーシューやべビーリーフ、紫玉ねぎなどが乗っています。
はて? どこがサクラマス??
店主の針本浩伸さんに質問すると「スープに……」とご回答。
スープをひとくち飲むと「確かにマス!」 濃厚なうまみが広がりました。
これは、サクラマスで取った出汁と豆乳とサクラマスの身をミキサーにけてあり、塩味は薄め。
スープまで飲み干しても安心なのが分かります。美味しい!
ここに何度も出店されている針本さんは、「この場所は、新鮮な海の幸を割安で仕入れることができて、いい食材を使えるのが嬉しいですね!」と笑います。
私も、美味しい魚料理がいただけるお店が増えて嬉しい!
また別のお味、別のお店も試したいと思います。ごちそうさまでした!
長女の三枚おろし大成功!
実は、魚料理教室の写真を撮ってくれたのは、大学4年生の長女です。
そのとき、「私にもできそう」と関心を持っていた長女が、数日後に同級生が釣り上げたフクラギをもらって帰ってきました。
長女は初めての魚調理ということで、頭を落として内臓を出す場面では戸惑っていましたが、そこから先は近森さんの指導を思い出しながらばっちり。
サクは私が自家製の塩麴に漬け、刺身とニンニクオリーブオイルソテーに仕上げました。
長女は自分で魚が調理できると自信がつき、魚料理がますます好きになった様子です。
「これで、釣った魚のお裾分けはいつでも歓迎だね」なんて話をしながら、美味しくいただきました。
みなとキッチンのみなさん、長女のお友だち、素敵な魚体験をありがとうございました!
DATA
みなとキッチン
富山県射水市八幡町1-1100 新湊水産物商業連合協同組合1F
https://minatokitchen.jp/
サカナとサウナ
https://www.sakanatosauna.com
麺’sじむり
https://zimuri.net/