旬の自然栽培野菜をたっぷり使ったローフードで美味しく健康に。癒し効果も抜群です！
酵素を活きたまま摂る「ローフード」
「ローフード」をご存じでしょうか。
これは英語の「Raw（生の）Food（食べ物）」。食材を非加熱、または48度以下の調理で食べることを指します。
酵素が「活きている」ことから、「リビングフード」とも呼ばれます。
熱に弱い栄養素が取り入れられるほか、食物酵素が活きた食品をそのまま摂ることで、体内の消化が助けられてカラダの代謝が良くなり、健康・美容効果が期待できるとか。
そのまま食べる果物や野菜、熱を加えず作る漬物などはローフード。味噌や納豆など発酵食も食物酵素を含み、ローフードと相性が良いそうです。
健康を意識して発酵食品や野菜・果物を積極的にとるようにしている私は、ローフードにも興味があり、先日見つけたローフードの料理教室に参加することにしました。
自然農法の野菜でローフード！
その教室は、「氷見ベジ野菜の料理教室」です。
今回のテーマは「ローフード」と発酵調味料を組み合わせた「発酵リビングフードランチ」。
農薬や化学肥料、除草剤なしで米や野菜を育てるグループ「氷見ベジ」の会員農家の食材を使い、講師は自然栽培の農業を営み、野菜料理教室を主宰する「里山リトリート＆キッチン阿迦舎（アカーシャ）」の浅見裕子さんです。
浅見さんが射水市出身というご縁で、市内のレンタルカフェ「tutti（トゥッティ）」で開催となりました。
教室はローフードと食材の解説からスタート。
メニューは以下の通りです。
・ドリンク 葉大根・りんご・柿のスムージー
・スープ キャロットジンジャースープ
・メイン カブの春菊ジェノベーゼパスタ
・サイドメニュー① ヤーコン・パプリカ・レタスの柚子ごま塩麴ソース和え
・サイドメニュー② 菊芋の梅和え
・デザート ローチョコレート、ローゼルティー
塩麴やたまねぎ麹などは、浅見さんの手作りです。
意外に簡単！ そして美味しい！
お料理を作って、欲しくなった調理器具が２つあります。
１つはミキサーです。
スムージーは、材料をミキサーに入れてかけるだけ。
スープも、ニンジンとすりおろしたショウガと「味噌ダレ」をミキサーで回して完成！
もうひとつは、野菜を麺状にスライスする「ベジヌードルカッター」です。
カブを麺にして「パスタ」を作るということで、ハンドルをくるくる回すと……
麺になりました！
カブ麺は春菊・ニンニク・生くるみなどをフードプロセッサーにかけたソースで和えて出来上がり。
そのほかのサイドメニューも、野菜を切って合わせ調味料で和えるだけ。
鍋もフライパンも不要のシンプル調理で簡単です！
肉や魚がないとまな板があまり汚れず、洗い物が楽なところもいいですね！
そうして完成したランチがこちら！
カブもこのとおりパスタ風に仕上がりました。
たくさんの野菜をよく噛んでいただくため、食べ応えはしっかりあります。
また、ニンニクやごまやくるみ、柚子、塩麴など、風味豊かな食材を使い、お味にも満足感。
「野菜がどれも美味しい！」と参加者から声が上がります。
食後はローゼルのお茶とローチョコレートで、おしゃべりを楽しみました。
なお、ローフードを取り入れるなら、副菜をローフードに置き換え、食事始めに食べるのがよいとのこと。
それならサラダや酢の物感覚で、気軽に始められそうですね！
人の心を癒す美味しい料理を
浅見さんは、県外で大学生活を送り、東京で編集者やPRの仕事を経て、2016年に農業を志す夫とともに富山へUターン。
学生時代から「食」に関心が高く、薬膳や食養生、発酵食、保存食、マクロビオティックなどを学んできた経験を活かし、2021年に野菜中心の料理教室を始めました。
これからは、富山の伝統やよいところを受け継ぎながら、食と心のケアを組み合わせ、食べて癒されたり、元気になったりするお料理を提供していきたいと考えているそうです。
「やりたいことはまだまだたくさんあって、直近ではロースイーツ（ローフードのスイーツ）の商品化を準備しています」という浅見さん。
自分らしい働き方やライフスタイルを大切にしていらっしゃる姿勢が素敵です。
これからの活動も楽しみです。また、射水市での教室開催も楽しみにしています！
DATA
里山リトリート＆キッチン阿迦舎
seraw.info@gmail.com
Instagram , Facebook
氷見ベジ
富山県氷見市十二町301-1
0766-74-5345
info@himi-veggie.com
tutti（トゥッティ）
富山県射水市円池23
090-6815-5274
