小杉駅前でベトナム旅行気分? 本場の味が楽しめるベトナム料理店

小杉駅前にベトナム料理

ベトナム料理は、甘くも辛くもなくクセのない味が特徴。野菜をふんだんに使うヘルシーさもあり、日本でも人気。

2020年8月には、ワールド・レコード・ユニオンがベトナムの「食」を「5つの世界一(世界一多種類の『汁麺』『魚介類の発酵食品』『花料理』『巻物料理』『米粉料理』)」に認定するなど、その多彩さも話題になっています。

実は、私は大のベトナム料理好き。これまで、ベトナムを「食」目当てで、3回訪れたことがあるくらいです。

ベトナム・ニャチャン市場内の屋台で

そんな私にとって、かなり気になるお店が小杉駅前の交差点に現れ、ずっと気になっていました。

入り口から中も見えず、営業時間もなんとなく分からず、どんなお店かしらとドキドキ。しかし、ついに! 行ってきましたよ。

ベトナム人ママが自分の食べたいベトナム料理を提供

訪れたのはある平日のランチタイムです。
※現在、平日ランチは前日までの予約制となりました。

店内は、一歩入るとすでに異国情緒満点。

キッチンに立つベトナム人女性が「こんにちは」と声をかけてくれました。

この女性がこの店の店主・ビックさんです。

伺ったところ、ビックさんはベトナムから日本に来て4年。この店は2020年3月にオープンしましたが、コロナの影響で一時休業、8月から営業を再開したそうです。

店を開くことにした理由は、「私がベトナム料理を食べたかったから」というビックさん。

どうせ作るなら、ベトナムの味を恋しいと感じているベトナム人みんなで食べたほうが美味しいだろうと考えたそうです。

店名の「COCO」は、日本語の「ここ」や「心」からとって名付けました。

ちなみに、ビックさんは、日本語とベトナム語の通訳もしているうえ、子育て真っ最中のママさんでもあるそう。パワフルですね!

では、さっそく、お料理をいただいてみましょう!

まずはベトナム料理の定番から

初めてのお店ということで、今回は定番中の定番の3品をお願いしました。

まずは鶏肉のフォー「フォー・ガ-」(690円)です。

フォーとは、米粉でつくった平麺のこと。さっぱりとしたスープでいただきます。

次に生春巻き(1本250円)。

米粉で作った皮でビーフンやエビ、野菜が巻かれ、甘めの味噌とピーナツのタレでいただきます。

さらに揚げ春巻き(290円)。

こちらも米粉の皮を使い、肉やキクラゲなどの具を包み、こんがりと揚げたものです。

小さく親指サイズに包むホーチミン風に対して、大きく包んでカットするのはハノイ風。

ビックさんはハノイ近郊ご出身とのことで、お料理の味付けは全体的に、甘辛いホーチミン風(南部)ではなく、あっさりとしたハノイ風(北部)です。

食後には、ベトナムコーヒーをいただきました。

コップの底にコンデンスミルクを入れ、その上から苦めに落としたコーヒーを注ぐのが「ベトナム風」の所以です。

ベトナムの本格家庭料理を提供

と、メニューを見ていると、日本語メニューのほかにも、ベトナム語の品目がたくさんあることに気が付きました。

ほら!   

よく見ると、ビックさんの手元にも、見慣れないお料理が!

これは、ベトナム語のメニューに書かれているお料理だとか。

鶏の足先(通称モミジ)や豚の耳と、青いマンゴー、人参などの野菜をお酢や唐辛子で和えたものだそうです。

……かなりディープなベトナム料理の登場に、食べてみたい! と興味津々のワタシ。

「こちらのベトナム語メニューの日本語版はつくらないのですか?」
と質問したところ、今まさに準備中で、11月には日本語メニューを出す予定とのことです。

また、同じく11月には2階にも座席を増やし、ゆったりと落ち着いて食事できるスペースも設けるそうです。

次回は本格家庭料理も、ぜひいただきたいと思います!


DATA

Pho viet COCO(フォー ベト ココ)
富山県射水市三ヶ4015
TEL.080-5856-2605
https://www.facebook.com/saphiacoco/


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