気軽な浜釣りに挑戦! 自分でさばいて、天ぷらも食べちゃおう!

私も釣りをしてみたい!

突然ですが、質問です。

あなたは釣りをしたことはありますか。

私は高校生のころ、釣り好きの友達についていって1回やったことがあるくらい。

ほとんど経験がありません。

15年ほど前に富山にUターンしてからも、釣りのチャンスはありませんでした。

海に出かけるたび、釣り糸を垂らす釣り愛好家の皆さんを羨ましく眺めておりました。

……という話をしていたところ、このたび、釣りを教えていただける機会に恵まれました!

教えてくださったのは、射水市在住の丸山達平さん。朝から数時間だけ、という気軽な浜釣りです。

丸山さんは、魚用包丁「サカナイフ」企画者で、仏像からアウトドア用品まで手掛けるメーカーの代表で、釣り名人です。

8月のこの時期はキスが浜からでも釣れるとのことで、せっかくなら釣れたキスをその場で天ぷらにして食べよう!と意気込んで、調理道具も準備していきました。

海老江海浜公園で浜からの投釣りに挑戦

今回、釣りをしたのは、海老江海浜公園とその周辺です。

6時に海老江海浜公園に集合しました。

釣り竿や針、仕掛けは丸山さんに貸していただき、まずは餌を釣り針につけるところからです。

餌はイソメを針にくっつけます…が、初めは慣れず、ちょっと涙目。

餌をつけたら、投釣りに挑戦です。

竿をしならせて、海の遠くまで仕掛けを飛ばします。

投げ方のコツは、力を入れないことだそう。

しばらくすると、丸山さんはキス1尾目をゲット!

私のほうはというと、何度も試してみるものの仕掛けがなかなか遠くに飛ばす四苦八苦。

岸に近いと海藻が多く、砂地を好むキスはいないらしいのです。

で、釣れたのはこちら。

……ベラという魚だそう。

ベラは、富山ではあまり食べられていませんが、瀬戸内海など西日本では一般的な魚らしいです。

せっかく釣ったのだから食べようと、とっておくことにしました。

その後もキスはなかなか当たりません。

場所を変えてもみたのですが、この日はキスとベラのほか、キジハタ、クジメ、真鯛の稚魚、フグ、センネンダイ、アナハゼ、カサゴなどが釣れました。

キスは少ないけれど、これだけあれば、よしとすることにしました。

どの魚も、美味しく天ぷらにしてあげましょう!

サカナイフで調理スタート!

ここで登場したのが、丸山さんが考案した「サカナイフ」です。

これは魚をさばくことに特化した包丁です。

うろこを飛び散りにくくしたり、先端のJ型の刃で魚を三枚におろすときに目印とするトレースラインを入れることができたりするなど、さまざまな工夫が形状に施されています。

ベラはヌルヌルしていてさばきにくいため、まずは丸山さんにお手本を見せていただきました。

私も使わせていただいたところ、確かにさばきやすい!

あっという間に、天ぷら具材の完成です!

サックサクの美味しい天ぷらが完成!

次はこの魚を天ぷらにします。

家から持参したカセットコンロにお鍋をのせ油を熱したら、天ぷら衣をくぐらせた魚を油に投入します。

ジュウ~といい音がしています。待つことしばし。さあ、できました!

手前にはせめても、ということで貴重なキスをおいてみました(笑)。

では実食です!

……メチャメチャ美味しい!!!!!

外はサックサクで、魚の身はふんわり。

キスはもちろん、お味を心配していたベラなども身が厚くてふっくらとしており、見た目に反してクセもなく、すごく美味しい!!

これは大成功といえましょう♪

さて、この日の釣りと天ぷら作りは、5時間ほどのことでした。

その時間で、海辺の夜明けを楽しみ、波音や潮風の心地よさを感じ、雲間から漏れる「天使のはしご」の美しさに感激し、投釣りができない悔しさに何度もトライし、釣り仲間とアレコレ語り、小さな魚が釣れても大喜びし、その命をいただきその美味しさを味わいました。

家からほんの30分ほどの場所で、午前中のひとときで、こんなにたくさんの体験と感情の動きを味わえるなんて……射水で暮らす豊かさを改めて感じています。

チャンスがあればぜひ、射水の海の恵みを釣るところから味わってみることをオススメします!


DATA

サカナイフ
株式会社TAPP
〒939-0303富山県射水市西高木1181-5
URL:https://www.tapp-craft.com
tappcraft@gmail.com
0766-53-5319


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