射水市産の培養土で、野菜と花の寄植えに挑戦!
外出自粛でも楽しめる家庭菜園
新型コロナによる外出自粛が続き、子供たちも退屈ぎみ…そんなご家庭は、家庭菜園にトライしてみてはいかがでしょうか。
野菜を自分たちで作って「食」について考えることができますし、スマホやパソコンから離れて土に触れる時間は、癒やし効果もありそうです。
今回は、射水市でできた土を使って、プランターや植木鉢でできる野菜の寄植えに挑戦してみました!
島種苗店で苗と射水市産の培養土を購入!
まずは苗の購入に、島種苗店をお尋ねしました。

ご対応くださった島峰子さんに、
「玄関周りの飾りにもなりそうな華やかな寄植えを作りたい」
とリクエスト。
初心者にも育てやすいものを中心に、見た目がかわいい野菜や防虫効果のあるハーブや花をご提案くださいました。

今回は、我が家にある植木鉢を使いますが、島種苗店では、プランターも購入可能。無農薬で育てたい場合のために、農薬の代わりになる木酢液なども扱っています。
島さんは、「うまく育たない場合は電話してもらえればアドバイスしますよ!」とのこと。初心者には心強いかぎりですね!
野菜を育てる土は、こちらの「プランターの土」をチョイス。

実はこの培養土は、島種苗店がアドバイザーとなって、射水市の企業が商品開発した土なのです。
「空気がよく通り、根のはりが良い土に調合しました。高価な赤玉土も多くブレンドされていて、野菜も花もよく育ちますよ」
とのこと。
これは楽しみです!
射水市産の培養土ができるまで
この培養土が射水市産と伺い、培養土に使われる堆肥が作られるところも見せていただくことになりました。
※今回は特別に見せていただきました。通常は見学できません。
お邪魔したのは、この「プランターの土」を作っている北陸ポートサービスです。
同社では、射水市内や近隣で出た剪定枝や刈草の持ち込みを受け入れ、それを原料に堆肥を作っています。
射水市は、地球温暖化防止と資源の有効活用を目指すバイオマスタウン構想を掲げており、同社の取り組みもその一環を担っているそうです。
こちらが、持ち込まれた枝や草。ほんの1,2日分だそうですよ!

この枝や草をまずは細かく粉砕します。

細かく砕いた木や草をこの発酵槽に運び、堆肥化が行われます。

発酵槽は手前から奥に行くほど、発酵が進んでいくそう。あたりには木のいいにおいがたちこめ、触れるとほんのり温かさを感じます。
温度計で測ると、なんと70度もありました。

これだけ熱いと、雑草の種や菌などもすっかり死滅するとのこと。この十分な発酵が、高品質な堆肥を生み出すとのことでした。
発酵が十分に進んだら、ふるいにかけて、出来上がりです。ここまで1年近くかかります。

こうしてできた堆肥は「万葉ユーキ」という商品名で、同社や市内のホームセンターなどで販売されています。

プランターではなく畑や庭で野菜を育てときは、こちらがいいですね!
寄植えにトライ!
と、いうわけで、北陸ポートサービスの「プランターの土」に、島さんお見立ての野菜を植えてみましょう!

じゃじゃーん! 完成です。

植えた野菜や花は以下の通りです。
左上
イタリアンパセリ・モロヘイヤ・金時草
右上
ミニトマト(黄色のアイコ)・バジル・マリーゴールド
左下
青紫蘇・スイスチャード
右下
落花生
バジルやパセリ、青紫蘇のようなハーブやマリーゴールドは、虫よけにもなるんですよ。
さてさて、どんなふうに育つか、楽しみです。
コロナの自粛ムードの中でも、家で家族と共有する楽しい時間をたくさん持ちたいものですね!
DATA
島種苗店
〒939-0351富山県射水市戸破中町4226
0766-55-0542
北陸ポートサービス株式会社(地域資源循環事業本部)
〒934-0037富山県射水市片口久々江字錦674-2
0766-86-3377
http://h-port-s.com
