木と人の温もりあふれ、立山連峰をのぞむ図書館と児童館で、ほっとリラックス
住む場所を選ぶ基準のひとつ「図書館」
私は14年前に射水市へUターンする前は、仙台市、川崎市、横浜市、港区などに住んだことがあります。
その約15年間は、アパートを借りて住んでいました。
新しい土地で、賃貸住宅を探すとき。
私の家選びの基準のひとつに
「近くに図書館がある」
がありました。
なぜなら、私は図書館が大好きだからです!
子供の頃は、大門町の正力図書館に毎日のように通う「本の虫」でした。
今は射水市中央図書館に行くことが多いのですが、天気のいい日にドライブがてら足を伸ばすのが射水市下村図書館です。
今回はこの下村図書館をご紹介します。
個性豊かな図書館
ひとくちに「図書館」と言っても、その図書館ごとに役割や蔵書の傾向が異なります。
私がよく利用する図書館でいうと、例えば富山県立図書館は、昔の県内の新聞記事や郷土資料を調べたり、専門書を探したりするときにオススメ。
射水市中央図書館は 、近くに歌の森運動公園やカフェもあり、私は体を動かしたり、お茶を飲みに行ったりしがてら、実用書や読み物を探すときによく利用します。
隈研吾さんがデザインした施設「TOYAMAキラリ」の中にある富山市立図書館本館は、その空間にいることそのものが非日常のようです。
では、下村図書館の特徴は?というと、ほんわかとした温かい雰囲気と抜群の景色です。
木がふんだんに使われた優しい図書館
まず、特徴的なのが建物です。
下村図書館がある「下村交流センター」は、内外装に木が使われており、窓が大きめ。開放感があり、なんとも温かい雰囲気です。
屋根の形は立山連峰の山並みを表現しています。

雁木(がんぎ)のある回廊は、富山の家によく見られる前庭のある佇まいをイメージしているそうです。

内装も木が生かされています。

また、立山連峰がよく見えるよう配置された窓辺には、ソファコーナーが設けられています。

お子さん連れには、畳敷きの「おはなしコーナー」がオススメ。

大きく開かれた窓から、晴れた日の風景はこのとおり!

こんな風景をながめながらのんびり読書を楽しんだら、日頃のストレスも忘れてリフレッシュできそうです。
子育て世代に優しい児童館も
実は私が下村図書館を知ったのは、育児情報誌の編集長をしていたときに、富山市在住の未就学児をもつママから「射水市にいい施設がある」と教えてもらったことでした。
下村交流センターは、図書館と児童館の複合施設で、この児童館も充実しているのです。
例えば、バスケットゴールや卓球台も使える「多目的ホール」。

書道教室や工作などができる「創作活動室」や将棋やオセロ、トランプや百人一首などが楽しめる「学習室」もあります。

ままごとコーナーがある「幼児室」には、授乳コーナーもあり、赤ちゃん連れにも安心です。

射水市外在住でも利用可能
この図書館と児童館は、学生さんやお年を召した方、乳幼児を連れたママ、小学生など、多くの人が立ち寄り、利用されています。
利用者とスタッフさんとのやりとりは、まるでご近所か親戚のような気さくな温かさが感じられました。
ここで思い出したことがあります。
私が長女を生んでからしばらくは、横浜市でほぼ密室育児状態でした。
こんな施設が近くにあったら、とても救われただろうなと思います。
なお、図書館・児童館とも、射水市外にお住まいの方も利用できます。
あなたご自身が訪れるのはもちろんオススメですし、日常に疲れたお知り合いがいたら、「下村図書館や児童館でゆっくりしていったら? 射水に来られよ!」とぜひ声をかけてあげてください。
DATA
下村交流センター(射水市下村図書館・下村児童館)射水市加茂中部838-2 TEL 0766-59-2303
