心身の健康維持に。家族や仲間とのコミュニケーションに。パークゴルフはいかがですか。
「パークゴルフの里」射水市
厳しかった冬も終わり、すっかり春ですね。暖かくなってくると、外で体を動かしたくなりませんか。
射水市の屋外スポーツと言えば、そうパークゴルフ!
市内のあちこちにパークゴルフ場が整備され、射水市は「パークゴルフの里」としても知られています。
しかし私、今までパークゴルフを1度もプレーしたことがありません。
そこで今回はパークゴルフに挑戦してみます!
パークゴルフと射水市
パークゴルフは1983年、北海道の幕別町で生まれたスポーツです。
ゴルフのようにクラブでボールを打ち、カップインするまでの打数を競い合います。
ゴルフとの違いは、まず道具。使うのはクラブ1本とボール1個、ボールを乗せる台「ティー」の3つのみです。
1ホールには3から5の標準打数(パー)が設定され、コースはハーフが9ホール(パー33)、1ラウンドが18ホール(パー66)です。
1ホールの距離は100m以内と短く、技術的な難易度もあまり高くないため、子供から高齢者、男女問わず一緒に楽しめるスポーツとして全国的に人気です。
このパークゴルフが射水市で盛んになったきっかけは、2000年の富山国体。
デモンストレーション競技として採用され、下村パークゴルフ場がNPGA(日本パークゴルフ協会)公認コースとして整備されました。
本州で初めてのパークゴルフ場
今回はその下村パークゴルフ場にやってきました。約4.3ヘクタールの敷地に、36ホールを備えたパークゴルフ場です。
じゃじゃーん、見てください! この広々とした風景を。
実はここは、本州初のパークゴルフ場です。大会にも使われる「とねりこA・B」「やぶさめA・B」のほか、初心者コースもあるので私にもピッタリです。
シニアのイメージが強いパークゴルフですが、近くの下村小学校の子供たちや学生のグループも、よくプレーに訪れるとか。
また、周囲に整備された池や小川や遠くに望む立山連峰……
……といった環境のよさもあり、ここでのプレーを目的に県外から訪れる愛好家も多いそうです。
初めてのパークゴルフに挑戦!
それではさっそく挑戦してみましょう!
教えていただいたのは、NPO法人しもむらスポーツクラブまいけ理事長の芝田次男さんです。
まずは消毒と受付から。
1日券は16歳以上が410円、70歳以上は210円。ゴルフに比べると、ずいぶんお手頃ですね!
道具は貸し出しがあるので手ぶらでOK。服装は動きやすい服と歩きやすい靴なら大丈夫です。
今回は初心者向けの「わかばコース」で体験させていただきました。
まずは、芝田さんのお手本から。ボールをティーに置いて打ちます。
ボールは飛ばさず転がします。これも力の弱い高齢者や女性、子供も一緒に楽しめるポイントですね。
次に私も、記念すべき第1打ですよ! えいっ!
と、盛大に空振りをしてしまいました……。
しかし、パークゴルフでは空振りは打数に数えません。何回でも空振れます(笑)。
「クラブが当たる前に視線をカップ側に外しているから、肩が上がってクラブの軌道がずれるんですよ」と芝田さん。
ご指導の通り、ボールから目を離さないでいたら「カツン」といい音がしてボールが転がりました!
さあ、あとはカップを狙います。
ゴルフよりも穴が大きいので簡単そうに見えますが、芝生の膨らみでボールがそれてしまいました。
そのうちに芝田さんはカップイン。
私は力が強すぎてOBになったり、また戻り過ぎたりと、カップの回りを行ったり来たり……なかなか入りません。
しかし、私もついに!
やった! 入りました! 芝田さんと二人で大喜びです!
運動不足解消やコミュニケーションにも
青空の下で芝生の上を歩き、ボールを打つ時間は、予想以上の爽快感。
芝生の上は足腰への負担も少なく、コロナ禍における運動不足の解消にもってこいですね。
また、暗いニュースが多い今、家に閉じこもってばかりいると気分も沈みがちですよね。
パークゴルフ場では、グループでプレーし、仲間と笑い合う姿があちこちで見られ、心の健康にもよいと感じました。
旅行もなかなか行きづらい今。地元の魅力を再発見!と、全国的にも評価の高いスポーツ施設(それも利用のハードルが低い!)を楽しんでみてはいかがでしょうか。
DATA
下村パークゴルフ場
射水市加茂中部569
0766-59-8111
https://shimomuraparkgolf.hp.gogo.jp